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火竜の庭 バンテージポイント
バンテージポイント
- 2008/11/17(Mon) -
大型プラズマテレビが来てから、画面のクリアさにひかれて観まくった映画感想がたまってます。忘れてしまわないうちに、日記がわりに記録を残しておこう。
画面がきれいだから二割増ぐらい評価が上がってる気もしますが、当たり作品が多かったように思います。

バンテージポイント』は黒沢監督の『羅生門』みたいに、スペインを訪れた米大統領の狙撃テロを、その場に居合わせた人々の視点から描いた映画です。
狙撃テロ前後の時間が何度も巻きもどされ、次第にその全体像が明らかになるという手法で、その緻密な構成が見事です。複雑そうに見えるけど、見せ方がすごくわかりやすく、ひきこまれる。いろいろなピースが最後きれいに合わさっていく快感は『メメント』を連想しました。

デニス・クエイドやマシュー・フォックス(LOSTのジャック)、ウィリアム・ハート、『ラストキング・オブ・スコットランド』のフォレスト・ウィテカー、シガニー・ウェーバーなど主役クラスの出演者がそろっているのに、テロの場に居合わせたそれぞれの立場として機能し、特にただの通行人役のフォレスト・ウィテカーの存在感がすごい。

パズル感覚を楽しむのではなく、ピースとなった人物のキャラがそれぞれ立っているのも見事で、密度の高さに比べて上映時間が短く、脚本・演出・出演者ともどもプロの技を見せていただいたという感じです。
ただ全体のバランスからいって、カーチェイスは長いかな。その分、テロリスト側の背景をもう少し描いてほしかったというのが数少ない注文です。

最後も鮮やかで後味がよく、個人的にデニス・クエイドとウィリアム・ハートのやりとりに思わず親父萌えしてしまいました。


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